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明日の地球のために

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掲載日:2010年11月25日

平成22年度中華人民共和国河南省産業公害防止技術移転研修の閉講

10月26日よりスタートした三重県委託「平成22年度中華人民共和国河南省産業公害防止技術移転研修」が11月16日に修了しました。三重県の友好省である河南省行政官3名を対象に、省で課題となっている農村部における環境保全をテーマに22日間の研修を実施しました。

この研修では、日本における環境保護や産業公害防止のための法制度や各種施策を理解し、公害防止技術等に関する専門知識を深めることにより、帰国後の政策立案・実行のために必要な能力を高めることを目標としています。

研修員は、農村地域で生じている土壌汚染、水質汚染、廃棄物対策の参考とするため、日本での政策に関する講義を受講し、現地見学では生活排水処理施設、家畜ふん尿の処理施設、エコファーマー等を訪れました。また、講義・見学だけでなく、政策立案についての参考とするため、三重県環境森林部職員とのディスカッションも行いました。

研修の最終日には、日本で学んだ政策、技術をどのように自国で適用するかについてまとめたアクションプランを発表しました。中国では5ヵ年計画に基づいた環境保護対策が採られていますが、河南省での計画策定に取り組んでいる研修員からは、研修の内容を活かした計画に修正したいとの発表がありました。また、農村に駐在している研修員からは、環境にやさしい農業を推進するために農民との対話を進めていくとの発表があり、帰国後の各方面での活躍が期待されます。(出口)

畜産排水処理施設の見学


三重県環境森林部職員とのディスカッション


閉講式終了後