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掲載日:2010年12月17日

平成22年度JICA中央アジア地域 水資源有効利用を目的とした水質モニタリング研修 閉講

11月5日より開始したJICA「中央アジア地域 水資源有効利用を目的とした水質モニタリング」研修コースが12月10日に終了しました。

研修員はカザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの環境省(環境委員会)や水文気象庁などから6名が参加されました。

閉講式

これらの地域ではアムダリヤ川やシルダリヤ川など、国境をまたぐ大規模な河川をお互いに共有しています。カザフスタンやウズベキスタンなどの下流国側では、良質の水資源が不足する傾向にあります。そこで日本の公共用水域管理のノウハウをヒントにして、まずは現状把握を念入りにすべく水質モニタリングを強化し、最終的には水利用の可能性を高めることを目標に、本研修を実施しました。

サンプリング実習

分析実習(亜硝酸性窒素)

研修ではデータの収集と加工の積み重ねによって政策につなげる情報にすることを主軸に置き、研修員には採水から水質分析、データ処理などの一連の手順について実習や演習も数多く体験してもらいました。研修で体験したことを活かして、帰国したら業務手順を改善していきたいといった声も多く聞かれました。また越境河川については将来、水質モニタリング結果を共有したいとの構想も述べられました。

分析実習(毛髪中の総水銀)

鳥取大学乾燥地研究センター見学

期間中は好天に恵まれ、各地で美しい紅葉を愛でることができましたが、研修員は「日本の美しい住環境は地理的・気象的な要素だけでなく、日本人の意識によって作られて(維持されて)いるのですね」と感慨深げに語り、「帰りたくない」「また来ます」と名残惜しそうに旅立たれました。(南川)