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明日の地球のために

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掲載日:2008年9月24日

平成20年度 モンゴル国ウランバートル市を対象とした環境教育・学習の指導者育成のための国内受入研修閉講(郵便事業(株)の助成事業)

モンゴル国では、1990年以降の民主化、市場経済化に伴い、全国の人口の約半数が首都に集中し、大気汚染、水質汚濁、廃棄物の不法投棄など様々な環境問題が起こっており、ICETTは三重県からの委託を受け、モンゴル国ウランバートル市バヤンズレフ区における環境改善を目的とした事業を実施してきました。
2年間の事業を通じて、同国の深刻な状況にある環境問題を解決するために、人々の環境保全意識を高め、環境改善に向けた取り組みを一層進める必要があることがわかりました。
そこで、環境教育・学習のキーパーソンとなる教職員5名(エコ・アジア大学の教職員2名、ナライハ区の環境教育・学習関係者3名)を日本に招聘し、環境教育・学習に関する知識技術の向上と、環境教育に関するセンターの活動内容の紹介などを目的とした研修と交流を実施し、この度無事に目的を達成し閉講しました。
研修は大きく3つに分けて実施することとし、環境教育・学習を主題とした様々な機関の取組みも可能な限り紹介することを含めました。

  • 国及び地方自治体における環境教育
  • 学校における環境教育
  • 地域・企業における環境教育

研修を進める中で、研修員それぞれが問題意識を持って同国での環境教育・学習を進めるために、どういった手法を取るべきかを考えるための討議時間を十分に設け、最終日には研修の成果としての研修員の帰国後の活動内容や同国における環境教育・学習を推進するための方策などについて発表しました。
研修員は大気汚染の様子を写した嘗ての四日市の航空写真を見て、『現在のウランバートルの様子とそっくりだ』という声が上がり、公害を体験してきた日本のさまざまな公害を学習する事で、自国に対しても危機感を持って研修を受講する様子が伺えました。