掲載日：2008年10月15日

平成20年度 中華人民共和国河南省産業公害防止技術研修の開講

経済開放政策が推進されている中華人民共和国では、近年の目覚しい産業発展の一方で、環境面では依然として深刻な状況にあります。三重県と友好提携を結んでいる河南省においても、河川の水質汚濁や大気汚染が進行していますが、一方では、環境保全対策が十分に講じられていない状況です。
三重県では、河南省におけるこのような課題の解決に協力するため、平成5年度から産業公害防止に関する研修を実施しており、本年度の『河南省産業公害防止技術研修』が10月14日～11月4日の間開催されることとなり、10月15日（水曜日）に開講式を行いました。
研修では環境保全政策の推進に寄与するために、河南省環境保護局・省関係機関の3名を日本へ招聘し、日本における環境保護や産業公害防止のための法制度や各種施策を理解し、公害防止技術等に関する専門知識を深め、帰国後の政策立案・実行のための能力向上を目指しています。本年度の研修のテーマは廃棄物処理技術で、「有害廃棄物処理」「リサイクル技術」を中心に、「処理に関する法制度」や「処理技術」、「3Rの取組」について取り上げる計画で、＜廃棄物に関する法制度＞＜廃棄物処理の実際＞及び＜3Rの取組＞の3セッションに分けて推進する予定です。