令和元年度の事業

　近年、国内では循環経済の実現に向けた取組みやSDGsの達成等を目標に掲げ、イノベーションを通じた技術高度化等の促進など、環境課題の解決に資する新たな資源循環型のビジネス展開が求められています。

　また、中部地域には自動車や航空機をはじめ、主要なものづくり産業が集積するとともに、高度な開発力を有する静脈産業や研究/支援機関も存在しており、動静脈産業の連携によるシナジー(相乗効果)を生み出し、当地域の強みとなっています。

　こうした状況を背景に、今後大量廃棄が予想される太陽光パネルや炭素繊維強化プラスチックに係る資源循環型ビジネスを他地域に先駆けて創出するため、地域内外の民間企業・自治体・試験研究機関等と連携し、優れたリサイクル技術を有する地域中核企業群の支援を行うことで、中部地域の新たな資源循環型ビジネスモデルを構築することを目的として、事業を行います。

 令和元年6月～令和2年3月

　環境問題が顕在化しつつあるアセアンなどの新興国等の環境を保全し、県内中小企業の環境技術を活用した海外展開を支援することを目的に、三重県企業国際展開推進協議会内に環境部会を設置しています。

　環境部会の事務局を務めるICETTは、セミナー等を実施します。

　四日市市内の中小企業の海外展開の可能性を探るため、当市と経済分野に関する覚書を締結しているベトナム国ハイフォン市及びその周辺地域において、現地調査や日本から技術支援が可能な分野、業種の選定等を実施します。

　国のプラスチック資源循環戦略の流れに沿って、当財団としてもこの時代の要請に即した課題解決に取り組むため、太平洋島嶼国への企業の技術移転をサポートする。