ここから本文です。
掲載日:2017年7月27日
「地域環境論」とは、四日市大学環境情報学部の地域密着型講座の公開講座の一つです。これまでの「地域環境論」では、四日市公害と環境未来館、一般社団法人四日市大学エネルギー環境教育研究会、コンビナート語り部の会等が活動を紹介してきました。
ICETTと四日市大学との連携では、これまで、四日市大学環境情報学部の様々な教授には、ICETTの外部専門家として、中国、フィリピン、モンゴル等で現状把握調査や受入研修に参加していただきました。また、最近では、地域連携事業の一環として「高校生サミット」や「地域連携フォーラム」にも参加し、ICETTの活動を紹介しています。
ICETTは、「地域環境論」の一環として、環境活動と題して、「国際環境講座」を実施しました。
冒頭、環境情報学部の千葉 賢教授が同事業の概要を説明しました。続いて、環境情報学部の学生、及び環境に関心のある方々41名を対象に、ICETTの活動を紹介し、事例として、ASEAN諸国やパラオを取り上げ説明しました。四日市大学と今後も引き続き各種のフォーラムや公開講座で協力していきたいと思います。
講義風景
講義風景
「国際経済論」とは、鈴鹿大学国際人間学部の講義の一つです。その講義の中で、「ICETTの国際環境講座」と題して、活動を紹介しました。鈴鹿大学における国際環境講座は初めての試みでした。
今回の出前講座は、国際人間学部の学生26名を対象にした講座で、「国際経済論」の中で、ICETTの国際環境活動を紹介しました。学生は、熱心に耳を傾け、諸外国の環境分野における国際協力に関心を寄せていました。講義の後、中国、ベトナム、ネパール等の留学生と各々の国々の環境問題について意見交換を行いました。
今回の講座がきっかけに、今後も鈴鹿大学の様々な調査・研究活動にICETTも協力していきたいと思います。
冒頭挨拶(写真提供:鈴鹿大学)
講義風景(写真提供:鈴鹿大学)
三重大学が開講している「四日市学の確立」とは、三重県の環境問題、四日市公害から環境先進県としての過去・現在・未来像を探るため、オムニバス形式で、人文科学及び自然科学、医学等を横断的につなぐ学際的・総合環境学的アプローチの講義です。(参考:三重大学シラバス)
ICETTも今回、初めてこの「四日市学の確立」に参加し、国際環境講座として講義を行いました。今回、95名の参加者を対象に、ICETTの活動、ASEAN諸国における環境問題と国際協力、パラオ共和国における環境問題とICETTの国際協力について紹介を行いました。講座の中では、欧米における国際交流や企業における国際ビジネスの体験についても併せて紹介しました。
今後も、更なる三重大学との今後の協力についても協議や連携を重ねていきたいと思います。 最後に、三重大学・人文学部・地域イノベーション学研究科 朴 恵淑 教授から、今後も、ICETTと継続した協働活動を行っていきたいと、コメントをいただきました。
講義風景
講義風景