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明日の地球のために

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掲載日:2018年4月1日

研修事業概要

ICETTの設立背景

ICETTのある四日市市は、1959年に国内初の石油化学コンビナートが市内の旧海軍燃料廠跡地に建てられ、更に1963年と1972年のコンビナート増設以降、日本の中心的な産業都市の一つとして、目覚しく発展してきました。一方、産業発展の過程で、大気汚染による「四日市ぜんそく」が発生し、地域住民の健康や環境に甚大な被害を与え、やがて、四日市公害は、世界的にも知られるようになりました。しかし、企業、地方行政、研究機関が一体となって、公害対策に取り組んだ結果、深刻な大気汚染問題は解消され、地域の生活環境が改善されました。

ICETT(国際環境技術移転センター)は、1990年3月に、国内で蓄積されてきた公害防止技術、環境管理のノウハウを開発途上国に移転するために、国(現経済産業省)や国内の企業、学術機関等の支援を得て、三重県と四日市市及び出捐企業によって設立されました。ICETTは、急速な工業化により発生した公害に苦しむ諸外国への技術移転を推進することで、地球環境の保全を目指しています。

そのために、ICETTでは、研修・技術指導、調査・研究、交流・連携 情報提供・普及啓発などの取り組みを行っています。そして、このような取り組みを効果的に連携することによって、各国・地域のニーズに応じた技術移転を推進しています。

ICETTとは

ICETTは、内閣府の認定を受けた公益法人です。環境関連技術及び、環境保全施策等を開発途上国に移転することを目的としています。環境技術移転の各事業は、政府機関、地方公共団体、民間企業等の各機関から委託や補助を受けて実施しています。

研修事業の特徴

ICETTは、環境分野における国際協力を専門とする機関として、以下のような研修事業を実施します。

  • 対象国・地域の事情を反映しつつ研修員のニーズにもこたえる専門的なマネジメントや技術情報を提供します。これによって研修員の総合的な能力開発を推進します。
  • 行政の環境保全施策、産業界の技術的な対策、循環型社会構築のための諸策、ひいては地球環境保全と多岐にわたるテーマに対応しています。
  • 研修は、その効果を高めるため、講義のみならず、現場見学や討議、レポート発表などで構成します。
  • 講師はテーマに応じてICETT職員の他、行政、企業、研究機関等から招きます。

研修概要

環境保全の分野での人材育成を目指し、諸外国の行政官、技術者、研究者等を対象に、日本国内で取り入れられている環境保全に関する行政の施策及び技術を中心に研修を実施しています。

現在、海外からの研修員を国内で受け入れる研修と、講師や専門家を海外に派遣する研修の二通りの人材育成事業を実施しています。

1日程度のものから、数ヶ月程度のものまで、ご要望に応じて、カリキュラムをご提案します。講義の他、テーマに応じた現場見学等も手配します。

海外研修について

  • 海外でのセミナーや現場指導等の企画から運営まで全般を行います。

研修についてのお問い合わせは

  • こちらから提案やお見積をご提示いたします。           

研修内容・方法

ICETTでは、研修プログラムを円滑に進めるために、下記の研修内容・方法を取り入れています。

1.研修のカリキュラム

  • カリキュラム構成: 目的、対象者等に応じてご提案いたします。 
  • 形態: 講義、レポート発表、討議、実習、見学など
  • カバーする領域:大気、水質、廃棄物、リサイクル、環境教育、省エネルギー、気候変動、SDGS等

2.言語

主に英語で実施します。国別のコースによっては当該国語で実施することもあります。

3.研修修了証書

所定の研修を修了した研修員には、修了証書を授与します。

ICETTの研修宿泊施設について

当センターは、三重県四日市市の西部、緑豊かな自然環境に囲まれた鈴鹿山麓に立地し、宿泊室、研修室、食堂等を有し、研修や合宿に適した施設となっています。 

ICETTの研修宿泊施設へリンク