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明日の地球のために

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掲載日:2016年9月5日

平成28年度「高校生地球環境塾」を実施しました

 公益財団法人国際環境技術移転センター(ICETT)では、四日市市からの委託を受け、平成28年度地球環境塾を下記のとおり実施し、無事終了しました。研修にご協力いただいた講師、企業の方々、ボランティアの方々をはじめ関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。

 

 化学工場見学

 (1)研修期間 

 平成28年8月1日~8月8日

 

 (2)参加者

 中国天津市の高校生(4名)および引率者(1名)

 アメリカロングビーチ市の高校生(4名)および引率者(1名)

 四日市市の高校生(4名)

 

(3)研修概要

 今年度は「快適生活環境社会の実現に向けて~生命を育む水を守り、さわやかな空気を守ろう~」をテーマに、8日間の日程で実施しました。

 

  • 「四日市公害と環境未来館」では、四日市公害の発生にいたる経緯や被害、環境改善に向けた様々な方策について学習し、「快適生活環境社会の実現」の意義を考えました。
  • 「四日市市クリーンセンター」を訪問し、今年度開設されたばかりの最新の環境配慮型ごみ処理施設や、市の取り組みについて学びました。
  • 市内企業の工場見学では、企業の大気汚染防止対策と水質汚濁防止対策について学びました。
  • 今年度は、初の試みとして、海星高校との交流・学習プログラムを実施し、海星高校の高校生たちが企画する環境学習アクティビティに参加し、学生同士の交流を図りました。

 

四日市公害と環境未来館 うちわ作り

 

 また、本事業は日本の伝統や文化を知ってもらうためのプログラムや、市外へのエコツアーを取り入れています。

  • 「かぶせ茶カフェ」を訪れ、四日市のかぶせ茶について学ぶとともに、かぶせ茶農家を営む日本人のご家族と交流を深めました。
  • 「日永うちわづくり体験」では、四日市の伝統工芸品である「日永うちわ」の歴史を学び、各国の高校生一人ひとりが世界に一つだけのうちわを作りました。
  • 名張市の「赤目四十八滝」では、そこに生息する国の天然記念物であるオオサンショウウオについて学び、生命を育む水や美しい空気を守っていくことの大切さを学びました。
  • 伊賀市の「伊賀流忍者博物館」を訪れ、「忍者」を通して日本の歴史や文化について学びました。日本語と英語による「忍者ショー」は、各国の高校生たちに好評でした。

 

成果発表

 

  最後にカリキュラムの総まとめとして、各国の高校生が2つのグループに別れ、それぞれの都市の環境問題に関する現状や課題、この一週間で学んだこと、そして、未来に向けて自分たちができることについて成果発表を行いました。

 この地球環境塾を通して、高校生たちは、環境保全に関する様々な事柄を学ぶと共に、国際的な視点からも環境問題についての考察を深めました。

 

 

 今後は、それぞれの都市の未来を担う高校生たちが、これからも交流を継続し、近い将来、友好都市天津市、姉妹都市ロングビーチ市と四日市市の環境問題の改善、そして友好の架け橋となる人材として活躍されることを願っています。

 ご協力いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。(水谷香菜)