掲載日：2009年7月6日

CTIサイドイベント

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の補助機関会合第30回会合が、2009年6月1日（月曜日）～12日（金曜日）の日程で、ボン・ドイツにて開催されました。これに併せてCTI（気候変動防止技術イニシアティブ）はサイドイベントを6月5日（金曜日）に開催し、CTI活動の進捗状況報告、国連開発計画（UNDP）による技術ニーズ評価実施ハンドブック改訂版の紹介、ならびに低炭素経済への移行のための技術移転促進を加速させるあたり、低炭素技術の普及展開において得られた教訓の共有を行いました。同サイドイベントには、気候変動問題における技術移転課題に取り組む行政担当官、民間セクター、国際機関、NGOなど約40名が参加しました。
CTI議長のElmer Holt氏はサイドイベントを開会し、CTIが国際エネルギー機関（IEA）の実施協定として、気候変動対策技術の開発・移転に寄与すべく国際連携協力を促進しており、とりわけ国際技術移転活動の推進において民間セクターが重要な役割を担うことから、連携強化を重視していると述べました。技術移転に関する議論においては、これまで国連気候変動枠組条約（UNFCCC）のもとでの活動に対象が限られていましたが、近年では大多数の技術移転が実際に行われるUNFCCC以外における活動を包含する傾向にあり、これは現実的かつ実効性のある取り組みにとって喜ぶべき方向性であるとしています。
同サイドイベントのサマリーおよび発表資料は下記CTIウェブサイトに掲載されています。
http://www.climatetech.net/news/WhatsNew.cfm?Page=1&NewsID=56285（外部サイトへリンク）

CTIサイドイベント参加者

CTIサイドイベントパネリスト