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掲載日:2013年9月3日
この青年研修は、JICAにより招聘された35歳までのインドネシア中央・地方政府や民間企業の廃棄物担当者15名が日本の環境行政、地方自治体の環境管理手法、環境教育など日本の経験や技術を理解する基礎的な研修に参加し、自国の環境改善の参考とする目的で行われました。
(開講式)
市民による環境ボランティア活動や小学校での環境教育の現場も訪問しました。廃食油回収を行っているボランティア団体の方々からは、廃食油の石鹸作り体験や同団体がエコイベントなどで販売している焼きそば、お汁粉やインドネシアのコーヒーを味わう機会もいただきました。学校見学では、各学年の発達レベルで取り組める内容を目標に特に低学年では自分の靴を揃えることなど、中高学年の委員会活動では、校庭の清掃活動や校内の花壇づくりを通じて幅広く指導をされていることを学びました。
(NPOによる廃食油石鹸作り体験)
青年研修は、日本の文化にも触れ、理解を深め、友好関係を築く目的もあり、研修員は四日市市の茶室「泗水庵」で数寄屋造の建物の説明を受け、立礼式の茶道を楽しみました。また、ICETTでボランティアの方より寄贈していただいた着物を着て、撮影会も楽しみました。自由時間はショッピングを楽しみ、お寿司、たこ焼きなどの日本の食べ物にも挑戦しました。
(着物の着付け)
JICA中部で実施した活動計画発表会や評価会において、廃棄物処理の技術面だけでなく、排出源での分別・リサイクル、住民の意識啓発の重要性について、多くの研修員から発表がありました。また、自国での早期環境教育の必要性を強く認識していました。担当者としても、各研修員が、研修中に学んだことをインドネシアに広げることを期待しています。ご協力いただきました皆様に厚くお礼申し上げます。
(堆肥の床材作り)
(若い語り部さんからの四日市公害克服の説明) (研修員の誕生日パーティーで)
(内田・出田・喜瀬)