ホーム > 研修・指導 > 国内受入研修・技術指導 > 平成21年度の事業 > 攀枝花(はんしか)市等を対象とした環境管理能力建設国内受入研修を実施
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掲載日:2009年11月2日
ICETTでは、環境省からの委託を受けて標記の研修事業を実施しました。この事業は、日中政府が推進する「日中コベネフィット※・モデル事業」の一環として実施したものです。
※コベネフィットとは環境汚染対策と温暖化ガス削減を両立させる効果をもち、経済社会開発の実現や環境問題の改善等が重大な関心事である開発途上国において、地球規模の問題の気候変動対策と国内や地方レベルの問題(例えば深刻な環境問題)の双方の解決を目指すものとして提唱されています。
※攀枝花市は、中国四川省の南端に位置し、鉄鋼業が盛んな市です。
研修では、日本の大気環境保全行政の手法、大気汚染物質削減・コベネフィット技術、大気に関わる環境・発生源モニタリング技術などを講義、工場見学を通して紹介しました。
研修参加者からは、行政、企業、住民が連携した日本の環境保全の取り組み、また企業の自主的な環境管理について強い印象を受けたとのコメントが寄せられました。
今回の研修にご協力をいただきました関係者の皆様に深くお礼申し上げます。(浅野)
四川省攀枝花市の位置
講義の様子
川崎市公害監視センター見学