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掲載日:2015年10月22日
西アフリカ地域における環境事業の振興を図るため、有望なクリーンエネルギー事業提案を行う事業家と投資家とのマッチングを推進する、西アフリカ・クリーンエネルギー・ファイナンシング・フォーラム(WAFCEF-2)を2015年9月17日、コートジホワール(アビジャン)のアフリカ開発銀行にて開催いたしました。本事業はUSAID(米国国際開発庁)の委託事業の一環として、アフリカ開発銀行、西アフリカ諸国経済共同体再生可能エネルギー・エネルギー効率性地域センター(ECOWAS/ECREEE)などの協力を得て実施しました。
50件の応募の中から優秀案件として選ばれた10件の事業(合計で年間250万CO2換算トン以上の温室効果ガス削減の見込み)が、投資家を前に発表を行いました。
本投資フォーラムで発表したプロジェクトの内訳は下記のとおりです。
対象国 |
プロジェクト数 |
技術分野 |
プロジェクト数 |
セネガル |
3 |
太陽光 |
5 |
コートジホワール |
1 |
バイオガス |
1 |
ナイジェリア |
3 |
バイオマス |
1 |
ガーナ |
1 |
生物燃料 |
1 |
ブルキナファソ |
1 |
廃棄物利用エネルギー |
1 |
西アフリカ複数国 |
1 |
水力発電 |
1 |
アフリカ開発銀行の総裁は6億4500万人が未電化で室内調理による汚染で毎年60万人が死亡しているアフリカのエネルギー貧困について改革を訴えました。
2. 事業計画の発表と審査
投資フォーラムまでにコンサルタントより事業計画作成の指導を受け、事業計画を熟成してきた各クリーンエネルギー事業者は15分間で、事業計画の実行可能性、収益性について説明した後、投資の専門家である銀行や投資ファンドから構成される審査員よりビジネスモデルの妥当性などについて質疑を受けました。
投資への適合性などの評価基準に従ってコートジボワールの水力発電事業が最優秀賞として、選ばれました。本フォーラムは投資の専門家から事業計画の改善点についてアドバイスを得、他のクリーンエネルギー事業者とのネットワーキングを行う、有益な場になりました。
備考
経済的、社会的な発展を目指す発展途上国の人々を助けることを使命とするアメリカ政府の海外援助組織
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