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ホーム > 研修・指導 > 海外研修・技術指導 > 令和5年度の事業 > 【報告】流出油とタールボールの特定・識別に関するASEANの能力開発研修を実施しました。

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掲載日:2024年4月9日

【報告】日・ASEAN統合基金(JAIF)「流出油とタールボールの特定・識別に関するASEANの能力開発研修」を実施しました。

概要

 公益財団法人国際環境技術移転センター(ICETT/アイセット)は、ASEAN共同体の構築に向けて統合を進めるASEANの努力を支援するために設立された「日・ASEAN統合基金(JAIF)」を活用し、ASEAN沿岸・海洋環境作業部会事務局であるタイ国汚染防止局による提案案件を受け、ASEAN全体の課題である海洋への流出油とタールボールの原因者特定に向けた流出油の組成、分析手法及び各種支援ツール活用に関する研修を実施しました。
 研修員は、ASEAN各国より、海洋環境保全、化学分析等担当者の計29名の参加があり、5月15日(月)~19日(金)の期間で、横須賀市をはじめとする首都圏近郊にて、研修を実施しました。

内容

 研修員は、流出油除去技術や流出油拡散予測、化学分析を専門とする企業・団体を訪問して、講義を受けると共に、実際の油分析施設や流出油回収設備等の施設見学を行いました。また、日本国内において、同分野の先進的な研究を行う国内研究機関並びに大学教授による講義を受講し、更なる知見を深めました。
 研修の最終日には、ASEAN全体として、流出油の原因者特定に向けた仕組みをどう構築していくかについて、ディスカッションを行い、各研修員からは、活発な意見が挙がりました。
 今後、メンバー国間では、それらの構想の実現化に向けて具体的に個々及び地域全体での取組が進められていきます。

講義の様子 全体写真

講義の様子

集合写真

※個人情報保護の為、ぼかしを入れています。