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掲載日:2009年7月7日

開発途上国産業における温室効果ガス排出削減支援事業(中国) 化学肥料工場での現場診断及び技術指導の実施(A地域:中国雲南省北部)

6月22日~26日に雲南省北部の化学肥料工場3社を訪問して、省資源・省エネルギー支援活動を実施しました。
活動では、日本の専門家が中心となって工場の省エネ技術管理者や関係スタッフに聞き取りを行うとともに現場診断を実施しました。効率的かつ効果的に活動を進めるため、企業訪問前に、「化学肥料工場における省エネルギー改善のポイントと実例」に関するテキストを企業に提供し、企業はそれを事前に勉強したうえで指導を受けることとしました。
また、テキストに含まれる省エネ自己診断シートに基づき、企業は自己診断を行い、訪問時にその結果を日本の専門家に報告しました。
日本の専門家は、企業の省エネ関係者からの聞き取り内容ならびに企業の自己診断の結果をもとに、現場を診断し、資源・エネルギー利用効率改善の可能性及び改善策を提案しました。
また、同時に、中国専門家が、日本の専門家が提案した日本の省資源・省エネ技術を実際に中国で実現可能なものにするために、中国の政策、補助金制度等の情報を企業に提供し、企業が受け入れやすい技術アドバイスを行いました。
企業は専門家が提案した改善項目の実行可能性を次回10月の活動までに検討する予定です。