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掲載日:2009年9月8日

平成21年度「天津市環境保全セミナー」実施

2009年9月1日(火曜日)から9月3日(木曜日)の3日間、四日市市からの委託によりICETTは天津市に於いて「NOx汚染防止対策」をテーマとした「天津市環境保全セミナー」を開催しました。
天津市は、中国東北部に位置し、人口約1,176万人、面積約11,760k平方メートル(2008年末現在)で、北京、上海、重慶と並ぶ中国の4つの中央直轄市(省・自治区と同格)の一つです。天津市はここ数年10%を超える経済成長を続けており、今後も発展が見込まれています。一方、環境問題は依然として深刻であり、天津市の2008年の二酸化窒素(NO2)の年平均値は0.041mg/立方メートルで、国家2級基準(0.04mg/立方メートル)をクリアすることなく推移しています(2008年天津市環境状況公報から)。こうした状況の下、天津市においては二酸化窒素対策が求められるようになってきました。
ICETTは、2001年から毎年、四日市市からの受託事業として、天津市環境保全セミナーを実施しており、今年は上記のような背景から「NOx汚染防止対策」をテーマとしたセミナーを実施しました。セミナーは、天津市環境保護局内の多目的ホールを会場として開催され、行政、発電所を中心とする企業、大学などから環境対策に携る職員50人が参加しました。講義では、天津市の大気環境状況及び対策、日本の大気汚染防止法及び総量規制制度、発電所における環境保全対策、地球温暖化対策及び新エネルギーの紹介、総合質疑応答などが行われました。
いずれの講義も参加者は熱心に受講し、総合質疑応答では時間が不足するほど多くの質問が提出されました。