【報告】三重県委託事業 令和7年度グローカル人材育成講座第2回を開催しました。
ICETTは、三重県からの委託を受け、「グローカル人材育成講座」を全3回にわたり開催しています。本講座は、三重県にゆかりのある若者が国際的な意識・感覚を高め、世界へ目を向けるきっかけとなるような機会を提供することで、三重の未来を担う若者の国際的な視野を広げ、グローカル人材の育成につなげることを目的としています。
このたび、第2回講座を『グローバルな視点で再発見する三重の魅力 ~世界の目で見て、話して、気づく三重のチカラ~』と題して開催しましたので、その様子をご報告します。
日時:令和7年11月3日(月・祝)13:30~16:30
場所:四日市市地場産業振興センター 5階大研修室 (三重県四日市市安島1-3-18)
講師:住友電装株式会社 執行役員 人事部長 川瀬 雅生 氏
参加者:三重県内の高校生・大学生・社会人、県外大学に通う三重県出身の学生など18名
および、三重県内で活動する海外出身者 5名
講座の前半は、グローバル企業である住友電装株式会社より、海外勤務経験を持つ講師をお招きし、環境課題への取り組み、異文化理解と人材育成、海外勤務を通じて感じた三重県の魅力、そしてグローバル企業で働くことの意義や魅力についてお話しいただきました。
講座の後半は、三重県で活躍する海外出身者を交えたグループワークを実施しました。海外の視点で見た三重県の魅力や強みを共有いただいた後、参加者同士で意見交換・ディスカッションを行いました。参加者は、海外勤務経験者の海外での経験や、海外出身者の母国の文化や来日後の実体験に触れることで、異文化への理解を深め、その学びを通じて三重県の魅力や可能性を再認識する機会となりました。
ディスカッションでは、「教育格差や仕事や文化などの違いに驚いた」「三重は歴史や文化があり、緑も豊かで子育てしやすい」「都会に憧れがあったが、暮らしてみると三重にも良さがあることを実感」など多様な意見が発表されました。
講座後のアンケート調査結果でも「三重県に住んでいるからこそわからない魅力を知れた」など “三重県の魅力や強みの再認識”に関する意見、「多様性というのは、お互いの違いを少なくする努力ではなくて、お互いの違いを受け止め、認め合うことなのだと感じた」など“異文化理解・世界との繋がり”に関する意見、「日本と海外の雇用の違いについて知っておくべきだと感じた」など“グローバル・グローカルな視点の獲得”に関する意見など、多くの学び声が寄せられました。
参加者は、グローバル企業の海外勤務経験者や海外出身者から直接話を聴くことで、今後の進路やキャリア形成を考える貴重な機会となりました。




