掲載日:2018年4月12日
【報告】西アフリカクリーンエネルギー・ファイナンシングフォーラム(WAFCCEF-3)の開催
概要
PFANプログラム活動の一環として、クリーンエネルギー分野に携わるプロジェクト開発者と当該事業に関心をもつ金融機関や投資家とのマッチングを目的とした、第3回西アフリカ クリーンエネルギー・ファイナンシングフォーラムを2018年4月12日(木)にコートジボワール、アビジャンのアフリカ開発銀行で開催しました。
本フォーラムはコンペティション形式で行なわれ、審査対象となった113件の事業提案の中から指導対象として21件を選定し、各プロジェクトチームにプロジェクト財務の専門家であるコーチがつき、事業計画書の作成指導を行ってきました。その中より投資に相応しいと判断された10件のプロジェクトが、招待された投資家を前に自身の提案するプロジェクトについてプレゼンテーションを行い、投資を求めました。10件のファイナリストによる発表終了後、審査員による質疑応答が行われ、審査員および会場の参加者による審査の結果、下記の最優秀賞受賞案件2件を決定しました。
The Waste Transformers
オランダのバイオガスプラント会社とシエラレオネのごみ処理業者(MASADA)との合弁プロジェクトでシエラレオネの生ごみから嫌気性分解で生成したバイオガスと肥料により電力不足、農業の化学肥料依存、衛生面の環境改善を目指すプロジェクト。
Solar Era Holdings SL
シエラレオネの太陽光発電事業で本事業者はシエラレオネ政府と20年間の電力売買契約を結んでいる。
PFAN(Private Financing Advisory Network)
発展途上国のクリーンエネルギー、気候変動適応プロジェクトの事業計画及び民間資金調達のコンサルティングを無償で支援するグローバルネットワーク