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掲載日:2018年4月3日
本フォーラムはコンペティション形式で行なわれ、審査対象となった62件の事業提案の中から指導対象として16件を選定し、そのうちより投資に相応しいと判断された10件のプロジェクトが、招待された投資家を前に自身の提案するプロジェクトについてプレゼンテーションを行い、投融資を求めました。
投資家や金融関係から約130名の参加者を得ることができ、うち日系企業等16社17名の参加がありました。
それぞれのファイナリストによる発表終了後、審査員による質疑応答が行われ、審査員による厳正な審査の結果下記の通り、最優秀賞受賞案件2件、優秀賞受賞(次点)案件2件を決定しました。
フォーラム全体の様子 |
最優秀賞(2件):
・パキスタンにおける20MWソーラープロジェクト。
・既製のソーラーパネルやバッテリーで作られるスマートグリッド(Pay-as-you-go)を可能にするプラグ&プレイハードウェアとソフトウェアソリューションの商業実用化を目指したカンボジアでのパイロットプロジェクト
プロジェクト開発者による発表の様子 |
優秀賞(2件):
・バイオマスペレットの製造能力を向上し、現在化石燃料が主流となっているインド国内の産業と小売へ進出し、これらの燃料をバイオマスに代用していくというプロジェクト。
・カンボジアの木材メーカーによる、年間12,000トンのバンブーペレットを製造する工場と、バンブーを栽培する200ヘクタールのスマート農場を建設するというプロジェクト。
受賞式の様子 |
審査員は、アジア地域のクリーンエネルギー事業環境に精通した産業エキスパート、投資家等から選ばれた3名が務め、うち1名より、「今回のAFCCEF-8に参加したプロジェクトは、分析の詳細やプレゼンテーションの質において、過去数年に自身が見た100件以上の案件よりも、どれも非常に高いものであった」というコメントをいただきました。
発表したプロジェクトは、引き続きPFANのサポートを受ける予定です。投融資獲得に向けて、今後の動向が期待されます。
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