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掲載日:2013年6月7日
6月4日(火曜日)、ポーランド経済省管轄にあるポーランド情報・外国投資庁が中心となって、ポーランド東部地域の地方自治体や経済特区の関係者で構成されたポーランド地方政府視察団(ポーランド情報・外国投資庁、ポーランド東部地域5県の輸出専門家、市長、ポーランド大使館員 等 計15名)がICETTを訪問しました。
視察団の目的はポーランド東部地域への日本企業の誘致(名古屋で投資セミナーを開催 等)と、日本の地方自治体や企業が行っている事業を視察し、東部地域の発展に役立つ知識を得ることです。東部地域は、西側と比べると海外からの投資も少なく、経済発展が遅れているため、EUからも援助金が提供され、同地域のPR活動をアジアでも行っております。
三重県のスマートアイランド構想や先端産業の製造現場のほか、環境エネルギーや環境技術に対する関心の高まりなどからICETTを訪問・視察することとなりました。
南専務理事の挨拶後、ICETTの概要説明と事業概要説明を行いました。
ICETTの概要説明では、四日市公害・環境改善のあゆみをDVD映像で紹介し、パワーポイントで過去の事業の中でのポーランドとの接点にも触れながら、これまでの研修事業の実績や、CTI事業について説明しました。ポーランド人研修員の受入実績をスライドで紹介したところ、視察団の団長であるポーランド情報・外国投資庁 副長官 チャヤ ポジェナ氏は1990年代にICETTに研修で来られていたことを話してくださいました。
(チャヤ ポジェナ氏)
事業概要説明では、以前、ICETTに訪れたポーランド人研修員とのエピソードやポーランドの南東部に位置するキェルツェ市の話題などを取り上げながら、昨年度行った環境ビジネスに関する調査データを紹介し、わが国中部地方の産業の紹介や環境ビジネスの傾向と海外展開ニーズの高まりについて説明しました。視察団からは、質問や発言が次々とあがり、和やかな雰囲気で意見交換ができました。
今回の視察を機に、経済発展を求めるポーランド東部地域5県の発展に役立つ情報を収集されるとともに、日本企業の投資につながる有効な情報を発信され、互いに有益な成果が得られることを期待しております。