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明日の地球のために

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掲載日:2016年5月23日

気候変動技術イニシアティブ(Clean Technology Initiative : CTI)

CTIとは?

CTI_logo

Climate Technology Initiative (CTI)とは国際エネルギー機関(IEA)の実施協定として活動を行う多国間による取り組みであり、気候や環境にやさしい技術の開発・普及・実施を促進するため、各国をまとめ国際協力体制を築くことをその目的としています。

CTI の参加国は開発途上国や市場経済移行国、その他の国際機関と協力し、幅広い活動を行っています。

CTI は国連気候変動枠組条約(UNFCCC)と密に連携し、その事務局や関連する IEA 実施協定およびその他の国際機関やプロジェクトなどと協力し活動を行っています。

設立経緯

CTI は1995年、気候変動枠組条約第1回締約国会議において23カ国の IEA/OECD メンバー国並びに欧州委員会により設立されました。2003年に CTI は新たに IEA 実施協定として位置づけられました。CTI の事務局は日本におかれています。

CTI の活動は、気候変動枠組条約(UNFCCC)の目的、特にマラケシュ合意に盛り込まれ、気候変動枠組条約(UNFCCC)第7回締約国会議で採択された技術移転のための枠組みに基づき計画されています。IEA の実施協定として、CTI は現在行っているプログラムを継続し、また全体の目的に沿った新しい分野へと活動を広げようとしています。

CTI の活動

技術移転のための民間資金調達の促進

気候変動対策プロジェクトによる民間直接投融資の確保を支援するCTI民間資金調達支援ネットワーク(CTI PFAN)プログラムの活動は年々その規模を拡大しています。また、気候変動の緩和を目指すプロジェクトだけではなく適応に関連したプロジェクトの支援をするための試みも始めています。すでに効果を上げているファイナンシング・フォーラムも各地域で継続的に開催しています。

CTI PFAN プログラム

CTI PFAN プログラムは、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の技術移転専門家グループ(EGTT)との協力で、気候変動防止技術イニシアティブ(CTI)により設立された官民パートナーシップです。クリーンエネルギー/再生可能エネルギー/エネルギー利用効率化プロジェクトに携わる事業開発者や起業家の資金調達機会を拡げ、開発途上国及び経済移行国への技術移転を促進します。CTI PFAN ネットワークは民間金融機関、プロジェクトファイナンス専門家、非営利組織、多国間組織、政府組織から構成されています。ネットワークに参加するには、開発途上国における気候変動対策プロジェクトに係る投資、ファイナンスサービス提供のノウハウを有することが条件となっています。CTI PFAN はプロジェクトのスポンサー及び開発者に対し様々なサービスを提供し、民間直接投融資の確保を支援します。

CTI PFANプログラムの紹介(PDF:3,175KB)

 

平成28年度は、経済産業省の委託事業「地球環境国際連携事業」の一環として、CTI PFAN アジア・クリーンエネルギー・ファイナンシング・フォーラム(AFCEF-7)を、シンガポールにて開催いたします。詳細はこちらをご参照下さい。

クリーンエネルギー技術普及

CTI は、温室効果ガスの排出量を低減し、開発途上国の環境を改善することを目的としたエネルギー効率化のためのプログラムを実施しています。

開発途上国の技術ニーズ評価

CTI は、開発途上国の代表、国連開発計画(UNDP)や国連環境計画(UNEP)、および国連気候変動枠組条約(UNFCCC)と協力し、技術ニーズ評価方法の向上に貢献しています。これまでの経験により今後実施される新たな技術ニーズ評価に貢献できるものと考えています。

能力構築

CTI は、再生可能エネルギー、エネルギー効率、クリーンエネルギーや資金調達の分野で、能力構築のためのワークショップ、セミナー、トレーニングなどの活動を実施しています。

普及啓発活動

CTIは、その活動から得られた教訓などの情報を広く普及させています。主要な会議のサイドイベント、シンポジウム、ワークショップなどの場で情報普及活動を行っていますが、特に国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の会議におけるサイドイベントは今後も継続して開催します。

技術執行委員会(TEC)と気候技術センターとネットワーク(CTCN)との連携

気候変動枠組条約(UNFCCC)決定書1/CP.16の下に技術メカニズムが確立され、気候変動緩和・適応のための技術開発および技術移転を進めることを目的とした技術執行委員会(TEC)と気候技術センターとネットワーク(CTCN)が設置されました。CTI は、TEC と CTCN と密接に連携し、国際的なパートナーシップを既存の活動を連携させることで実現しようとする CTCN のネットワーク機能に貢献することを目指します。

CTI 加盟国 

  • オーストリア
  • カナダ  
  • ドイツ
  • 日本
  • ノルウェー
  • 韓国
  • スウェーデン
  • アメリカ                                         2016年4月現在 8カ国

ウェブサイト

CTI の詳細および最新の活動については CTI ウェブサイト(外部サイトへリンク、英語)および CTI PFAN ウェブサイト(外部サイトへリンク、英語)をご参照ください。

CTI への連絡方法

CTI の詳細および活動への参加については、下記へお電話いただくか、こちら(外部サイトへリンク)よりご連絡ください。

地球環境部 CTI 業務推進課 黒田大樹
〒512-1211
三重県四日市市桜町3684番地の11
公益財団法人 国際環境技術移転センター
Tel:059-329-3500 Fax:059-329-8115

IEA 実施協定

IEA は、エネルギー技術の研究開発・普及および情報提供を目的とする40余りの国際連携協定を支援しています。OECD 加盟国を始め、非加盟国および国際組織も参加することができます。詳しくは、IEA ウェブサイトの技術協定に関するページ(外部サイトへリンク:英語)を参照して下さい。

CTI (気候変動技術イニシアティブ)は、IEAの枠組のもと活動しています。CTI の見解および出版物等は、IEA 事務局もしくは加盟国の見解または政策を必ずしも反映するものではありません。

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