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掲載日:2020年11月15日
ICETTでは四日市市からの委託事業として、「令和2年度 高校生地球環境塾オンライン交流会」を開催しました。
毎年夏休み期間中に四日市市の友好都市である中国天津市、姉妹都市である米国ロングビーチ市の高校生を招き、四日市市の高校生と共に環境問題等について研修及び意見交換を行う「高校生地球環境塾」を開催していますが、今年度は新型コロナウイルスの影響により、例年通りの研修は開催できませんでした。しかし、過去に地球環境塾に参加したOB・OGを対象に、国際的な視野から環境問題を考える機会を提供すること、地球環境塾での学びを振り返ってもらうこと等を目的に、オンラインでの交流を開催しました。
令和2年11月15日、オンライン交流会は、①四日市チームとロングビーチチームの交流、②四日市チームと天津チームの交流の2回に分けての開催となりました。交流会では予め設定された環境問題を抱える架空国家(都市)の解決策について意見交換を行い、その後、参加した地球環境塾について振り返りを行うという形式で実施しました。
四日市チームとロングビーチチームの交流では、プラスチックごみ問題を抱える架空国家を題材に、活発な意見交換を行いました。交流の中では以下のような意見が出ました。
四日市チームと天津チームの交流では、新型コロナウイルスによって経済的な影響を受けた架空都市が、経済回復を行いながら環境改善を目指す「グリーンリカバリー」の方法について活発な意見交換を行いました。
また、どちらの交流会においても、過去に参加した地球環境塾で得たこと、現在に繋がっていることについて意見交換を行いました。
今回、新型コロナウイルスの影響の中で、オンライン交流という形での実施となりましたが、環境問題解決のための活発な議論を行うことが出来ました。何より、地球環境塾を経験した学生の方々の進路や生き方といったところにまで深く影響を及ぼしているということを改めて感じることが出来ました。
今後も、地球環境塾で結ばれた友情を通して、それぞれの都市の未来を担う学生たちが、これからも交流を継続し、近い将来、友好都市天津市と姉妹都市ロングビーチ市と四日市市の環境問題の改善、そして友好の架け橋となる人材として活躍されることを祈念いたします。(奥地 晋作)