ホーム > 研修・指導 > 国内受入研修・技術指導 > 令和6年度の事業 > 【報告】四日市市委託事業「天津環境交流事業」を実施しました。
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掲載日:2024年11月25日
四日市市と中華人民共和国天津市とは、1980年の友好都市提携以来、様々な分野で交流を続けています。その交流の一環として、当財団では1993年から、天津市が抱えている環境問題の改善を目的とした研修を四日市市から受託し実施しています。
令和6年度は、「大気汚染防止」をテーマに、コロナ禍以降5年ぶりの来日研修を行いました。
天津市では、著しい経済発展を遂げる一方で、多くの環境問題が発生しており、その改善が喫緊の課題となっています。そのため、天津市生態環境局等の職員が日本の環境保全技術や管理手法を理解し、天津市の環境改善に役立てることを目的としています。
・研修期間:令和6年11月11日(月)~11月15日(金)
・研修員:天津市生態環境局等の職員 計4名
研修員は、四日市市職員から大気汚染防止に係る法令等のほか、四日市公害の当時の様子や改善の過程等について学びました。さらに企業を訪問し、大気汚染防止技術や各社の取り組み等に加え、カーボンニュートラルに向けた取り組みについても現場見学を交えて理解を深めました。 また、研修終盤には成果発表会を開催し、研修を通じて学んだことやどのように各自の業務に反映するかをそれぞれ発表しました。
中国の国務院が2023年に「空気の質を継続的に改善するための行動計画に関する通知」を発表したように、中国国内における大気汚染改善への取り組みは一層強化されています。研修員が、本研修で学んだことを日々の業務に活かし、天津市における大気汚染防止と改善に取り組むことが期待されます。
なお、本研修にご協力を賜りました皆様方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。