ホーム > 研修・指導 > 国内受入研修・技術指導 > 平成23年度の事業 > 平成23年度JICA地域別研修「中南米地域循環型社会形成促進のための廃棄物管理C(ベネズエラ)」研修スタート
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掲載日:2012年1月20日
ベネズエラでは、近年の不適正な廃棄物管理における環境汚染が顕在化しており、国内の自然環境にも悪影響を与えています。本研修コースでは、適正且つ効率的に廃棄物管理を行うために、日本の法体制や廃棄物処理技術についての研修を実施するとともに、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進による循環型社会構築や環境教育等のソフト面にも焦点を当てます。また、廃棄物の発生源である一般家庭や事業所における環境意識啓発の促進とともに、それを支援する行政の体制について研修を実施し、ベネズエラ国内で抱える廃棄物に関する諸問題に対応可能なノウハウや技術を習得することを目的としています。
2012年1月15日(日) ~ 2012年2月23日(木)(40日間)
廃棄物管理に携わる国・地方の行政官 及び NGO職員の8名
日本の環境行政及び廃棄物の処理について、日本の政策、リサイクル法、国及び地方自治体における廃棄物全般の管理システムを学びます。
循環型社会形成に向けた3Rへの様々な手法や3Rイニシアティブにおける具体的取組を理解し、リサイクル法に基づいた食品スーパーでの資源回収、自動車などの解体、管理のシステム・手法を確認します。
家電、建設廃棄物、蛍光管等のリサイクル処理を見学することで、廃棄物管理体制及び処理工程、独自の手法を確認し、地球温暖化防止に向けた取り組みについても考えます。
地方自治体やNPOなどによる啓発活動による家庭や学校、事業所での環境意識向上に向けた取り組み事例を学び、地域住民を巻き込んだ3R活動、地域の特性を生かした取り組みの実現について考えます。
研修のまとめとして、研修で得た知識や技術等を基に自国で整備すべき課題等について整理し、帰国後の行動計画を作成し、発表をします。