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掲載日:2011年10月11日
三重県委託「平成23年度中華人民共和国河南省産業公害防止技術移転研修」が10月4日からスタートしました。
三重県の友好省である河南省行政官3名を対象に、省で課題となっている環境配慮型工業の構築と畜産汚染対策をテーマに10月25日まで22日間の研修を実施します。
この研修では、日本における環境保護や産業公害防止のための法制度や各種施策を理解し、公害防止技術等に関する専門知識を深めることにより、帰国後の政策立案・実行のために必要な能力を高めることを目標としています。
ジョブレポートの発表により各研修員が抱える課題について共通認識を得た後、研修の導入として日本の水質等に関する法規制や汚染対策技術を学びます。
河南省で問題となっている畜産業由来の窒素汚染への対策を講じるため、日本での関係施策について学びます。具体的な技術では、汚水処理技術や発酵床の実際について学びます。
今後、新たな工業団地の整備を進める河南省で環境配慮型工場を立地していくため、日本における、製造工程での環境保全対策や汚染物質の処理技術を学びます。
研修成果をファイナルレポートとしてまとめ、帰国後にそれぞれの職場において取り組むべき対策に関するアクションプランを策定して、最終日に発表します。
研修の集大成であるアクションプラン作成に向けて、早速、活発な質疑応答が始まっています。
どのようなプランができあがるか、今から楽しみにしているところです。
(出口)