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掲載日:2012年2月15日

平成23年度JICA「ペルー国向け地方自治体のための固形廃棄物総合管理」研修近況 

 当研修では、基本的にICETTが位置している三重県近郊で講義、見学をしていますが、一部、現地へ赴かなければ見聞できないテーマを学ぶための研修旅行を組み入れています。今回の研修では、2月4日(土)~2月7日(火)の日程で、兵庫県、香川県、広島県を訪れました。

 

(1)兵庫県

阪神・淡路大震災で甚大な被害が生じた神戸市内にある「人と未来防災センター」を訪れました。ペルー国も日本と同様に地震が多発する地域であることから、防災や災害廃棄物対策について学びました。

人と未来防災センター

人と未来防災センター

 

(2)香川県

ペルー国の研修員からは日本の廃棄物管理は完璧に見えるようです。しかしながら、日本の廃棄物管理もこれまでに多くの失敗を繰り返しながら、現在も発展途上にある段階です。廃棄物の不法投棄も日本における大きな課題のうちの1つですが、1990年代に不法投棄が社会問題化した発端となる事件があった香川県・豊島を訪れました。豊島の語り部の方から、事件の経緯、当時のご苦労、今も続く対策工事についてお聞きしました。ペルー国で同じ過ちが繰り返されないよう、未然防止の大切さを学びました。

豊島

豊島

 

(3)広島県

アンデス山脈を国土に有するペルー国では山岳地帯が多く、急傾斜地でのごみ回収の非効率さが課題となっています。日本においても、傾斜地に市街が密集していることから、ごみ収集車が入ることができないような地域があり、今回は広島県尾道市を訪れました。小型の廃棄物回収車両や天秤棒を活用したごみ回収の方法を学びました。

尾道市

尾道市

 

快く講義・見学をお引き受けいただきました皆様にこの場をお借りして改めて感謝申し上げます。(大橋、出口)