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明日の地球のために

ホーム > 研修・指導 > 国内受入研修・技術指導 > 平成23年度の事業 > 平成23年度JICA「ペルー国向け循環型社会形成促進のための廃棄物総合管理」研修スタート

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掲載日:2012年1月23日

平成23年度JICA「ペルー国向け地方自治体のための固形廃棄物総合管理」研修スタート

 

1.研修背景と目的

 ペルー国では、環境省が新しく設立されたところで、廃棄物管理分野において十分な体制が整っていません。一方で、管理が不十分な埋立処分場に由来する飲用水源汚染や、病害虫の発生等によって、周辺住民の健康への悪影響が懸念されています。こうしたことから、日本の支援等により衛生埋立処分場や堆肥化施設等の整備が進められる予定であり、これに伴い、これからの廃棄物総合管理を担っていく人材を育成していく必要があります。

 本研修では、廃棄物管理を実施する主体である地方自治体の行政官を対象として、講義、現地見学を通じて「日本の廃棄物管理システム」、「固形廃棄物管理技術」、「環境意識啓発」に関する制度や技術について学びます。

2.実施期間

 2012年1月15日(日) ~ 2012年2月23日(木)(40日間)

3.研修対象者

 固形廃棄物管理に関わる地方行政官の13名

 本研修は基礎的なオリエンテーションの後、4つのモジュールで構成されています。 

モジュールⅠ       日本の廃棄物管理システム

 日本の環境行政及び廃棄物の処理について、日本の政策、国及び地方自治体における廃棄物全般の管理システムを紹介します。

モジュールⅡ       固形廃棄物管理技術

 日本における埋立処分場の管理手法や資源再生事業者の取り組みを紹介します。また、ペルー国では廃棄物の収集率の改善が大きな課題となっていることから、収集・運搬ルート、ごみ収集所の配置ならびに収集作業の効率改善について考えます。

モジュールⅢ        環境意識啓発

 地方自治体やNPOなどによる啓発活動による家庭や学校、事業所での環境意識向上に向けた取組事例を紹介します。

モジュールⅣ       総括

 研修のまとめとして各研修員の自治体で取り組むべき課題等について整理し、研修で得た知識や技術の活用方法等を基に、行動計画を作成します。