掲載日：2009年8月24日

JICA集団研修「公害防止と地域環境管理」コース開講

本コースは2009年度から始まる新規コースです。開発途上国での産業公害の実態をみると、環境マネジメントシステムに則していない中小規模の企業や工場が汚染源となっているほか、都市生活型の公害も深刻化しています。そのため、本コースでは企業や地域住民が自発的に環境管理能力を向上していけるよう、行政からの支援に関する手法などを習得することを目的としています。
本コースでは、8月13日（木曜日）から9月18日（金曜日）までの約一ヶ月の期間、中国から2名、ガーナから2名、タジキスタンから1名の計5名の行政官を研修員として迎えています。8月17日（月曜日）には開講式を行い、翌日18日には各国および各職務についてのレポート発表会を行いました。5名とも日本への訪問は初めてで、日本の公害防止に関する経験や技術について学ぶことに意欲的です。今後は、研修員のアクションプラン作成に向けて、講義や県内企業および施設での現場研修、またディスカッションを行っていく予定です。