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明日の地球のために

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掲載日:2009年11月27日

JICA委託「中央アジア・コーカサス地域クリーン開発メカニズム(CDM)案件形成促進」研修開講

2009年11月24日に、JICA委託「中央アジア・コーカサス地域クリーン開発メカニズム(CDM)案件形成促進」研修が開講しました。本研修は12月22日まで実施される、約1ヶ月の長期研修になります。
中央アジア・コーカサス地域は旧ソビエト連邦に属した国々で、昨今、その経済はますます発展しつつあり、今後、地球温暖化防止と共存しつつ発展していくことが求められています。この中で、京都議定書のもとで実施されているCDMは、これらの地域で温室効果ガスの排出を抑えた経済発展を可能にするメカニズムとして期待されていますが、関係する行政官や企業のCDMへの理解が不十分で、案件の事業化が進んでいないのが現状です。こうした背景から、京都議定書のもとでCDMを担当する国の組織(国家指定機関 Designated National Authority:DNA)の職員を対象に、CDM案件形成に必要な知識や事業化に必要なノウハウを提供し、CDM案件の事業化を促進することを目的として本研修を実施することになりました。本研修は3年の時間を掛けて実施するもので、段階的な能力向上を図っています。初年度の今年は、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタンの4カ国から1名ずつの研修員が参加しています。
開講式では、研修員から「研修を通し、日本がこれまでに培った科学的、学術的、技術的な英知と経験を学び、必ずや自国の国民の福祉向上のために活用していきたい」と、研修への意欲が表されました。これから約1ヶ月、研修員は講義、現場見学、討議を通し、地球温暖化防止に係る世界的な動向や日本の政策や技術への知識を高めていきます。(黒田)