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掲載日:2024年4月1日
「環境」をテーマに、国際的な視点を持って三重県で活動する意義を学ぶための講座を、昨年に引き続き令和5年度も3回にわたって開催しました(三重県委託)。今回は、グローバルに活躍する企業経営者や水族館職員の方々をゲストとしてお迎えし、それぞれの貴重な経験や取り組みを通じて、グローバルとローカルの融合「グローカル」の重要性について深く考える機会を提供しました。どの講座も活気に満ち、参加者たちは楽しみながら国際的な感覚を養うことができました。講座の様子をご紹介します!
三重県を拠点に、日本の魅力を世界へ発信する企業の方々を講師としてお招きし、彼らの経験に基づいたパネルディスカッションや、参加者との意見交換会を実施しました。講座では、「海外展開における成功の秘訣とは?」といった質問が参加者から投げかけられ、講師陣からは「文化の違いを理解し、多様性を受け入れることが鍵だ」といった具体的なアドバイスが提供されました。
参加者は三重県から世界へつながる可能性を強く感じ、将来のキャリアパスについて深く考える良い機会となりました。
三重県を拠点に、グローバル展開と環境への先進的な取り組みを進める井村屋グループの本社工場を訪れ、企業の戦略や活動について直接学ぶ機会を持ちました。特に、カーボンニュートラルや資源循環といった環境問題への取り組みに加え、同社がどのように日本の食文化を海外へ広めているのかについて、講師陣が詳しく説明。
工場見学を通じて、現場での取り組みも実際に目にすることができ、参加者は「グローカル」な視点でのキャリアやビジネス戦略について深く考える機会となりました。
フィジーにメインキャンパスを置く南太平洋大学(USP)から来日中の学生と交流しながら、鳥羽水族館でのキャリア座談会や海洋プラスチック問題に関するワークショップを行いました。参加者は南太平洋大学の学生と、三重県の国際交流員(CIR)らと一緒にグループを組んで、バックヤードツアーや館内のクイズに挑戦。ツアー中は、和やかな雰囲気の中で、英語を使ってのコミュニケーションや写真撮影など、参加者同士での国際交流も楽しみました。
参加者からは「英語でのコミュニケーションができたことが自信につながりました!」「海洋プラスチック問題について学ぶ良い機会になった」といった感想が寄せられ、終わりにはグループ内で連絡先を交換し合うなど、充実した時間を過ごしました。