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掲載日:2017年11月27日
2017年10月12日(木)から10月13日(金)の2日間、四日市市の委託事業として、中国天津市において環境保全セミナー「天津セミナー」を開催しました。
(開会式の様子)
今回の環境保全セミナーは、「水生態環境保護」をテーマとして開催し、水質汚濁防止に関する内容と水域の生態環境保全に関する内容で実施しました。1日目、2日目ともに大人数のセミナー形式を採用し、日中双方の専門家より発表を行いました。また、2日目の午後は質疑応答・自由討論の時間を設け、活発な議論が行われました。
(日本側講師の講演)
日本側講師として、山本民次氏(広島大学大学院生物圏科学研究科 教授)、柘植孝之氏(愛知県環境部水地盤環境課長)、小山善丸氏(四日市市環境部環境保全課長補佐)、金津隆司氏(四日市市環境部環境保全課大気水質係長)がそれぞれ講義を行いました。天津市側からは天津市環境保護局や関係機関職員など、多数の参加がありました。
(質疑応答の様子)
セミナー参加者からは、「天津市の水環境保護についての研究だけでなく、日本の四日市市の水質自動モニタリングと環境保護の措置などを勉強でき、両市の対応を比較して総括することを通して今後の研究に対する新しい考え方がもたらされた。」「水環境の管理活動の基準と監視測定の方法は自分の仕事と深いつながりがあって参考となった。」「講義の内容は生態、監視測定、管理活動が含まれていて全面的である。」といった感想が寄せられるなど、天津市での水環境改善に参考となるセミナーを実施することができました。