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ホーム > 研修・指導 > 海外研修・技術指導 > 令和6年度の事業 > 【パラオ通信Vol.6】パラオ国 バベルダオブ島における分別排出システムの普及促進事業(JICA草の根技術協力事業)

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掲載日:2024年8月30日

~パラオ通信Vol.6~

 パラオで実施しているJICA草の根技術協力事業「パラオ国バベルダオブ島における分別排出システムの普及促進事業」の近況をお届けします。

 

ステーションの建設開始

 「資源回収推進チーム(コミュニティ型)」では、対象地域であるガッパン州、アイメリーク州の住民が使用する資源回収ステーション(以下、ステーション)の建設を進めています。まずは試作品が完成しました。

 2024年7月、ICETTはパラオで、公共基盤・産業・商業省公共事業局固形廃棄物管理部(通称BPW)や、対象2地域の州知事など活動関係者の皆さんと、ステーションのデザインや、建設資材、建設スケジュールなどについて最終確認をしました。現在、州政府の大工さんによる建設が始まっています。

Vol.6.1 Vol.6.2
ステーション(試作品) 活動メンバーとのミーティング

 

 パラオでは基本的にはごみを分別せずに、各家庭の庭先に置いたドラム缶にごみを入れ、ごみ収集車がドラム缶のごみを回収して、埋立処分場に運ばれています。

 私たちはこのプロジェクトで、パラオの廃棄物管理部とともに、対象地域の住民の皆さんに、環境保全の視点や、パラオでリサイクルできるもの、ドラム缶のごみの中には多くの資源が混ざっていることを理解していただき、住民主体によるごみの分別排出活動の定着を目指しています。この活動が広がれば、少しでも長く埋立処分場を使用できることにもつながります。

 ステーションでは、プラスチック類、缶類、ガラス類を資源として回収する予定です。

 Vol.6.3 Vol.6.4
 アイメリーク州住民集会の様子① アイメリーク州住民集会の様子②

 

Vol.6.5 Vol.6.6
ガッパン州住民集会の様子① ガッパン州住民集会の様子②

 

埋立処分場見学会

 「資源回収推進チーム(学校教育型)」では、パラオでのICETTの活動中、チームミーティングを開きました。予定されている小学校での資源物の分別に向けて、まずはチームメンバーであるバベルダオブ島の小学校教員が分別の必要性について学ぶため、BPWの担当者による埋立処分場の概要説明と見学会を行いました。初めて見学したメンバーは、関心をもっていろいろな質問をして自身の理解を深めていました。

 次は、各学校で生徒に対する見学会を計画しています。

Vol.6.7 Vol.6.8
処分場見学会① 処分場見学会②

 

 

次回のパラオ通信をお楽しみに!