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ホーム > 調査・研究 > 調査 > 平成23年度の事業 > JICA草の根技術協力事業(地域提案型)パラオ共和国における簡易型コンポストシステム推進事業(第3回渡航)

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掲載日:2012年3月14日

JICA草の根技術協力事業(地域提案型)パラオ共和国における簡易型コンポストシステム推進事業(第3回渡航)

第3回渡航の概要

  • コロール州ウガラベル地区の4名の住民の方に、3週間にわたって実施してもらった、生ごみと副資材(ヤードチップ堆肥)の混合処理の結果の聴取を行いました。
  • 3名の方は生ごみ混合品の臭気などは許容の範囲内で、今後も生ごみを収集し堆肥化する事業へ参加できる旨のコメントが得られました。
  • 1名の方は臭気に敏感で、臭気対策を工夫する必要があるとの貴重なご意見を戴きました。
  • ICETT専門家より三重県で行われている廃棄物のリサイクル方法の紹介を行政の方と住民の方に対して、行いました。

3回の渡航を終えて

・ カウンターパートとの間で今回の事業の内容について理解・共有ができ、役割分担が明確となりました。

・ パラオコミュニティカレッジ(PCC)の農場で栽培評価を実施できることになり、カウンターパートの行政だけでなく、学識経験者を含めた協力体制をとることが可能となりました。

・   選定された4名の住民代表は専門家の実施したプレゼンテーション、およびデモンストレーションにも参加され、積極的に事業に係る意欲が感じられました。

・ 事業参加の動機付けは家庭菜園用に製品堆肥の供給をうけることが大きな要素を占めていますが、総括討論会での啓発活動により、環境保全、資源循環の重要性を理解されたことも、動機付けを高める要素として加わったものと考えられます。

 ・ 今後、事業参加住民の候補者51名の選定に、住民も参画していただいたことにより、事業参加がよりスムースになることが期待されます。

・ 4名の住民が実際に一次処理の作業を実施し、3名の方には将来的にも事業に参画できることが確認できました。また、容器の中に一次処理するため、ねずみや猫が生ごみに集まることがなくなり、住民にとって一次処理の新たなメリットも見出せました。

・ 環境技術専門家による三重県の廃棄物リサイクルの紹介により、リサイクルの重要性についても理解を得ることができました。

 一次処理用容器

 生ごみを混合する容器で、パラオで入手可能なポリバケツを用い、青色が副資材容器、赤色が生ごみと副資材を混合する容器となっています。

 

 

 

住民に対する三重県環境行政の講義ICETT専門家の講義

 地域住民に対してICETT専門家が、三重県環境行政について説明 しています。

 

 

 

 

 

 コロール州の技術者に対して、ICETT専門家が、廃棄物行政について説明しています。