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掲載日:2011年11月20日

環境技術移転促進調査・情報提供事業~河南省招聘者と日本企業の技術交流会~

三重県/河南省 環境・省エネルギー技術交流会を開催

 中国の「第12次5ヵ年計画(2011~2015年)」で環境汚染物質削減目標値と省エネルギー目標値が掲げられ、河南省も環境・省エネルギー対策に積極的に取り組んでいこうとしています。また、河南省の企業も政府の政策に対応するため、日本の実績ある対策技術に高い関心を持っています。
今年、友好都市提携を結び25周年を迎えた三重県と河南省の交流をさらに企業同士の技術交流へと広げ、新たなビジネスチャンスを生み出すことを目的として、「三重県河南省環境・省エネルギー技術交流会」を開催しました。

技術交流会内容

 テーマ別で情報・技術交流会を開催し、河南省内の企業が抱える環境・省エネルギー問題について、河南省の技術専門家や企業経営層と、その分野の日本の専門家や河南省でニーズの高い環境技術を有する日本の企業が一同に会し、対策・技術についての情報や知見を交換するとともに、日本の企業が有する技術によってどのような解決が図れるかを検討しました。

中国参加者の感想と要望

 ICETTとしても初めての日中間の環境・省エネビジネスに係る交流会でしたが、予想以上の活発なディスカスとなり、その後も日中企業間での商談が続いている案件もあります。取りまとめ会議における中国参加者の感想は次のとおりです。

【感想】 日本の省エネ管理・排水技術などレベルが高く、多くの収穫があった。
     今回のような交流会スタイルは素晴らしいと感じた。
     交流を継続させるため、資金、政策面でバックアップを検討したい。 等
【要望】 興味を持った技術があり、帰国後のフォローをお願いしたい。
     今後も交流会を継続したい。(例えば展示会、又は今回の様なスタイル方式など) 等

開催場所:ICETT(当財団)

参加企業

  • 順不同
【河南省参加企業】 【日本参加企業】

①河南省資源有効利用と省エネルギー協会

②河南省環境保護庁

③河南省環境保護産業協会

④河南金谷実業発展有限公司

⑤鄭州宇通環保科技有限公司

⑥鄭州市省エネルギー監察センター

A社:歯車ポンプの製作会社(三重県四日市市)

B社:排水処理設備の設計・施工会社(三重県三重郡)

C社:各種産業プロセスにおける生産性向上工程添加剤の開発、販売会社   (三重県四日市市(本社東京)) 

D社:油脂回収装置の開発、製造、販売会社(栃木県下都賀郡)

E社:環境リスク低減のコンサルタント会社(兵庫県姫路市(本社東京))

F社:ボイラー用代替燃料の製造会社(販売三重県松阪市) 

G社:特殊菌による有機廃棄物の堆肥化事業会社(三重県名張市(本社大阪))

H社:生ゴミの堆肥化、プラントの設計会社(三重県津市)

I 社:技術開発、交渉等のコンサルティング 会社(愛知県名古屋市)

J 社:環境汚染の分析、測定、対策の提案会社(三重県四日市)

K社 :地質汚染調査、最適な浄化法の提案会社(千葉県木更津市)

L 社:植物利用による環境修復の技術研究所(三重県四日市市)

  •   河南省参加企業は日本から技術を導入し、それを使って設備の生産又は販売を行いたい企業です。 

日程:   

   ICETT第4研修室  ICETT第1研修室
  セミナー『対中ビジネスに関する留意点』講師:ピーアンドディーパートナーズ(株) 
10月31日(月) AM  1. 脱硫プロセスの運転円滑化と省エネルギー
【河南省参加者】 【日本参加者】
 ①~⑥

 A社、ICETT技術顧問 

 
  セミナー『対中ビジネスに関する留意点』講師:ピーアンドディーパートナーズ(株) 
PM

 2. 省エネルギーとエネルギーの有効利用 (主として蒸気)

【河南省参加者】 【日本参加者】
①、⑥

栗原環境技術研究所 

 3. 重金属土壌汚染処理

【河南省参加者】 【日本参加者】
②、③、④、⑤

Ⅰ社、J社、K社、L社

  セミナー『対中ビジネスに関する留意点』講師:ピーアンドディーパートナーズ(株) 
11月1日(火)AM

 4. 排水処理、汚泥の処理と再資源化、食品廃棄物の処理と資源化、プラントの効率的運転 等

 各社プレゼンテーション

【河南省参加者】 【日本参加者】
①~⑥

B社、C社、D社、E社、F社、G社、H社

 PM

 4. 排水処理と汚泥処理および汚泥の資源化

 両国企業の個別での質疑応答(参加者は同上)

 【主なテーマ】

 低コストで安定した排水処理技術

 汚泥の削減と再資源化

 特に廃食材油水分離、油と廃棄物の分離、廃棄物の堆肥化