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明日の地球のために

ホーム > 研修・指導 > 国内受入研修・技術指導 > 平成27年度の事業 > 日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)による招聘事業を実施しました

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掲載日:2016年4月5日

日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)による招聘事業を実施しました

背景

 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が展開する日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)では、日本への短期訪問を通じて未来を担うアジア地域及び日本の40歳以下の青少年を対象とした交流事業を実施しています。ICETTでは同事業の助成を受け、中国四川省より大学講師3名を招聘し、「環境配慮型農業及び廃棄物の再資源化」をテーマとした8日間の交流事業を実施しました。

概要

(1) 実施期間:平成28年2月28日(日)~3月6日(日) 

(2) 参加者:中国四川省内にて農畜産業、廃棄物の資源化を専門分野とする大学講師3名

(3) 内容:

 交流日程の前半では日本における農畜産業に関連する法制度を学ぶため、三重大学、三重県庁を訪問しました。日本では農業に対して食糧生産のみならず、洪水防止機能、河川流況安定機能、安らぎ機能など多面的な機能を維持するために、近年大きな課題となっている休耕地増加に対する対策や農家への支援制度が整備されており、生産量を重視する中国の農業制度との違いについて活発な意見交換が行われました。

また、三重北農業協同組合(JAみえきた)では農業従事者の生活全体を支えるJAの仕組み、施肥などの農業指導の内容や農薬による環境影響の現状などについて学び、参加者らは農業従事者に対する支援による農業の維持について強い関心を寄せていました。

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  交流日程の後半は、三重県内企業にて隣接する工場の排熱を利用したトマトのハウス栽培や、建築材(ガラス)を利用した環境改善資材の生産工場の現場見学を行いました。トマトハウスでは赤く熟したトマトを目の前に、エネルギー効率が高いハウスの構造や熱供給システムについて熱心に質問をする姿が印象的でした。

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 参加者らは短い滞在期間ながらも、訪問先の皆様の熱心なご対応により、充実した8日間を過ごし、学んだ内容を帰国後に四川省内にて共有するとともに、今後も引き続き交流事業が実現できるようなシステム作りを目指したいとの希望をもちながら帰国の途につきました。

 本事業にてご協力を賜りました皆様に心より厚く御礼申し上げます。