掲載日：2016年9月8日

平成28年度　中華人民共和国「天津セミナー」を実施

 

　2016年8月18日（木）から8月19日（金）の2日間、中国天津市において、「土壌汚染防止対策と技術」をテーマとした環境保全セミナー「天津セミナー」を開催しました。

 

（開会式の様子）

　今回の環境保全セミナーは、土壌汚染防止対策と技術をテーマとしていますが、環境省の都市間連携事業の協力も得て、光化学オキシダントやVOC（揮発性有機化合物）による大気汚染についての講義も実施しました。1日目、2日目ともに大人数のセミナー形式を採用し、日中双方の専門家より発表を行いました。また、2日目の午後は質疑応答・自由討論の時間を設け、活発な議論が行われました。

（日本側講師の講演）

　日本側講師として、増川準也氏（四日市市環境部環境保全課大気水質係主事補）、塩崎卓哉氏（（一財）日本環境衛生センター　東日本支局環境科学部　次長）、佐藤徹朗氏（国際航業㈱技術本部環境保全部　環境ソリューショングループ長）、坂部孝夫氏（坂部環境技術事務所　代表）がそれぞれ講義を行いました。天津市側からは天津市環境保護局や関係機関職員など、多数の参加がありました。

（質疑応答の様子）

　セミナー参加者からは、「事例紹介の内容が具体的であったため、日本の汚染抑制の政策及び技術、環境保全対策の理念について理解をより深めることができた。」「土壌評価やアセスメント時に注目すべき内容など、業務に役立つ内容であった。」「対策の始まったばかりの中国の状況に合わせ、政策、対策技術など全体を網羅する内容は大変参考になった。」といった感想が寄せられるなど、実践的で業務に直結したセミナーを実施することができました。