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掲載日:2011年6月14日

 

 平成23年度 途上国における温室効果ガス排出量削減事業(フィリピン)第1回渡航

  平成23年度事業実施にあたり、5月23日~27日にかけ現地カウンターパートであるフィリピン政府科学技術省(DOST)へ今年度事業への協力依頼と事業内容について協議を実施すると共に、今年度技術指導の実施対象候補である企業2社の現場確認を行うため、日本人専門家2名同行のもとフィリピンへ第1回目の渡航を実施しました。

 現地政府機関であるフィリピン科学技術省・エネルギー産業新技術開発研究所(DOST-PCIEERD)訪問の際にはDOST副長官はじめ、DOST-PCIEERDの局長・副局長との面談の機会もあり、本事業に対し非常に前向きなご意見を頂くことができ、本年度も引き続き本事業に対してご協力を頂けることになりました。

 今年度の現地企業における省エネ技術支援の内容については、フィリピン政府側からの要望もあり商業ビルにおける省エネを主なテーマとし、フィリピン政府側の声がけで手の上がった大手ショッピングモールと製薬会社・ホテルの3社を対象モデル企業として選定して、今後日本人専門家による省エネ診断と技術指導を実施することになりました。今回の渡航では、日本人専門家の他に、DOST-PCIEERDのメンバーも同行してショッピングモール・製薬会社の2社を実際に訪問し、企業に対し本事業の目的について説明をすると共に、日本人専門家により企業の施設管理体制や、図面・施設状況等について現場確認をして頂きました。

 今後は、専門家により提出された提案書を基に、各企業において特に省エネ効果の高い要素の部分と現地企業からの要望の部分を併せて、日本人専門家により詳細の省エネ診断・改善提案を実施します。その際には、現地企業の技術者、DOST-PCIEERDのスタッフ等を巻き込んだ形で進め、企業の省エネ改善と併せて、現地企業・政府機関スタッフの技術能力向上も目標とします。

 今回、2企業を訪問し非常に驚いたことは、両企業の省エネに対する意識と施設管理レベルが非常に高かったことです。    これは、非常に喜ばしいことですが、フィリピン国内でも、非常に稀な企業であると思います。今年度の事業が、両企業の積極的な取組みにより成果を上げ、その成果をフィリピン全土の他企業において普及させることでその効果が広がることを期待します。(松岡)

フィリピン科学技術省(DOST)との協議

フィリピン科学技術省(DOST)との協議

 現地調査

日本人専門家による現地企業調査