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掲載日:2011年8月1日

理事長 鈴木 英敬
(三重県知事)
ICETTは、本年4月1日、新しい制度に基づく「公益財団法人」へ移行しました。
財団の名称に、従来の「財団法人」に「公益」が付されたように、新法人は、一層公益性が高く、社会的に信用のある法人としての活動が期待されています。
ICETTの使命は、優れた環境保全に関する技術を他の地域に移転することにより、その地域の環境問題を改善し、地球環境の保全に寄与することです。
私は、このような使命を果たすために、公益財団法人へ移行した新生ICETTには、果たすべき四つの役割があると考えています。
一つ目は、地球温暖化防止対策の推進です。地球温暖化の原因である温室効果ガスの削減は、現下の最も重要な地球規模の環境課題です。ICETTにおいても、これらに関する事業を幅広く展開するとともに、日本政府が、現在、鋭意取り組まれている二国間クレジット制度の構築についても貢献したいと念願しています。
二つ目は、公害問題や廃棄物処理問題への取組です。水質汚濁をはじめ大気汚染などの公害問題は、かつての日本が経験し、大きく改善してきた実績があります。しかしながら、途上国において公害問題は依然として重要な課題です。ICETTは我が国が蓄積してきた環境改善に関する技術、施策を活用して、引き続き、研修や技術指導などを通じ、途上国に協力する必要があると考えています。
三つ目は、国際活動の充実です。ICETT内には、CTI(Climate Technology Initiative 気候変動防止技術イニシアティブ)という国際組織の事務局があります。このCTI活動をベースに、国際的な地球温暖化防止活動の資金面での支援という役割を果たしつつ、ICETTの目的でもある世界経済の持続的な発展に寄与したいと念願しています。また、日本政府の仕事だけでなく、途上国政府等のニーズに対応して、海外展開を図ってまいります。
四つ目は、企業支援です。ICETTは、四日市市に、また三重県に、さらに中部地域に、位置する公益財団法人として、この地域の企業に対して、省エネや環境面などの支援を行うことも重要な役割と考えています。
私は、このような役割を意識しながら、ICETTの使命を果たしてまいります。また、理事長といたしましても、しっかりとリーダーシップを発揮し、ICETT職員と一丸となって頑張ってまいりますので、皆さまのご協力、ご支援を宜しくお願い申し上げます。
平成23年8月1日